秋の夜長を庭で楽しむ…阿部 正光

お月見と言っても、特に難しい事はありません。自宅の庭から月が見える場所があれば、そこはもう立派な月見台になります。
用意するものは、団子、ススキ、栗が代表的なものですが、十五夜は秋の収穫を祝う催しなので、秋っぽい食べ物が並んでいれば特に問題なさそうです。これらを、月の見える方角に並べたら、さあ、お月見の始まりです。家族みんなで月を眺めながら、食事をしたり、お酒を飲んだり、思い思いの時間を過ごす。なんて贅沢な時間の使い方でしょう。日本ならではの習慣を子供たちに伝える貴重な時間になること間違いなしです。家を建て、庭を持ったら、たまにはこんな過ごし方を楽しみたいものですね。

秋と言えば読書、という方も多いかもしれません。何故、秋になると読書をするのでしょうか。それは、暑さも和らぎ落ち着いて本と向き合うのに最適な気候だから。そして、人の心が癒しを求める季節だから。庭での読書に用意するものは、チェア、本、照明です。ゆったりとくつろげるお気に入りのチェアに座り、ワインの香りに酔いながら本の世界に入り込めば、いつもより心に響くに違いありませんね。

お月見にも、読書にも、照明は欠かせないものです。この時に使用する照明は、ぜひともLEDにしたいものです。LEDなら嫌な蚊や飛来害虫が寄りにくいという効果があります。また、電気代もさほどかからず、気にしなくて良いので一石二鳥です。100Vと12V、もしくはソーラー式の器具を使いわけることで、庭の雰囲気を素敵に演出することができます。照明で彩られた自慢の庭を眺める幸せを、味わってみませんか。