食育菜園を楽しもう…阿部 正光

食育菜園を楽しもう

お庭をつくったら家庭菜園、皆さん楽しんでますか?
私のつくるお庭には、かなりの割合で菜園をつくらせていただいています。

たとえ小さなミニ菜園でも、子供たちから見たら夢のスペース。自分で育てた野菜等を自分の手で収穫して食べる、そんな体験を通して子供たちの豊かな成長を期待できるだなんて、とても素晴らしい事ですね。

冬こそ、菜園の準備に最適な時期です

菜園の成否は、土で決まると言っても過言ではありません。そしてその土を作るのに最適なのが、まさに今の冬の時期なんです。土を掘り起こして土中の病害虫菌を冷気に当てて死滅させたり、元肥や有機質を補充して土と馴染ませたり、植えるものに合わせて区画を分けたり、酸性に傾いた土質を中和したりと、今だからできる事がたくさんあります。

菜園って難しそうだけど

菜園って言うと確かに難しいイメージに聞こえますが、土さえしっかり作ってあれば、プランターで作るよりも簡単で確実に成功できるが菜園の魅力のひとつです。

菜園と食育

「食育」という言葉をご存じですか?食育とは、食べ物を育てたり収穫したり、調理したり食べたりする事を通して、子供たちの健全な成長に役立てる事です。多くの研究の結果、その効果が証明されています。ご家庭のお庭に菜園があると、この食育を進めやすくなるのです。

食育を通して得られるもの

植物を育て、自分の手で収穫し、家族と一緒に調理し、みんなで一緒に食べる事の喜びは、子供たちにとってかけがえのない経験になります。家族とのコミュニケーションの増加によって、自己コントロール力がついたり、安心安全な食べ物を食べることで正常な味覚を身に付ける事ができるのです。また、これらの体験が脳に良い刺激を与え、キレにくい子供になるとも言われています。

まずは収穫する喜びから

自分で収穫したミニトマトを食べた事はありますか?
何となく、スーパーで買ってきたものより美味しく感じた経験があるのではないでしょうか?
自分のお庭で収穫する喜びを味わうことができるのも、お庭の楽しい使い方ですね。

まずは収穫する喜びから

菜園は、お庭の可能性を広げます

菜園は、お庭の可能性を広げます

私のお客様で、菜園初心者の方がいきなりスイカ栽培に挑戦された事があります。
その後の経過が気になって、収穫時期にお伺いしたところ、小さめのスイカが2個収穫できたと言って、笑顔で教えてくれました。そのスイカは、お子様の友達を呼んでみんなでワイワイを食べたそうです。
「このスイカ、美味しいね」「これ、私んちで採れたんだよー。私が収穫したんだからぁ~」そんな会話が、今にも聞こえてきそうですね。

せっかくお庭のスペースがあるのなら、ぜひとも菜園を取り入れてみてはいかがですか?
菜園を中心として家族の笑顔が増える事、間違いなしです。