夏場の雑草対策…阿部 正光

気温の上昇と共にやってくる雑草の季節。雑草は土さえあればどこにでも芽を出し繁殖します。

今回は、雑草が生えるメカニズムを知り、効果的に雑草対策する方法を紹介します。

雑草はなぜ生える!?

土の中の地下茎(根っこ)が伸びて繁殖するので、地下茎を処理しなければ毎年生え続けます。

種が風で運ばれて庭に着地し、そこで発芽します。土が見えている部分では1年中繰り返し発芽するため、抜いても抜いても生えてくるのが困りもの。庭の雑草の大半がこちらのタイプです。

雑草の処理方法

そのまま放置→雑草も生きてるんだから抜くのはかわいそうだ、という方にお勧め

生えてくるたびに抜く→夏場の生育旺盛な時期には、2週間に1度のペースで抜く必要あり

土壌処理剤で雑草を防止→雑草が生える前に土に撒くことで、発芽を抑制するので雑草が激減します。土中で拡散するので樹木の周りや花壇などでは使えません

除草剤で雑草を枯らす→雑草の葉に散布することで根まで枯らすことができます。また、土や水に触れると無毒になるため、比較的安全で安心して使えます。(安売り品は危険です。1リットル3000円程度の有名銘柄を使いましょう)

土を覆い隠す→防草シートや砂利を敷いたり、レンガやタイルでテラスを作ったり、芝生を貼ったり、コンクリートで舗装したりすることで、雑草が発芽できなくなります。コンクリート以外の方法では、地下茎で広がり発芽するタイプの雑草は防ぐ事ができません。比較的広い面積に適しています。

熱湯をかける→雑草に熱湯をかけることで、葉だけでなく根まで枯らすことができます。しかも即効性バツグン! ただし、枯れた後の葉はそのまま残るので除去が必要です。狭い範囲限定の裏ワザです。

雑草対策は一生の問題です。正しい知識で効果的に効率よく雑草を処理しましょう。

※土壌処理剤や除草剤は農薬です。取扱いの際には注意事項をお読みの上、正しくご使用ください。